江戸開府400年シリーズ<第1集>80円郵便切手
江戸開府400年シリーズ
平成15(2003)年は、江戸開府400年に当たります。また、その時代が幕を閉じるきっかけとなったペリー来航から150周年を迎えます。そこで、我が国の中世から近代に至る約300年間の「江戸時代」をテーマとするシリーズ切手を発行します。
- 江戸図屏風
- 江戸城本丸等障壁画絵様
- 花色日の丸威胴丸具足
- 初音蒔絵硯箱
- 能面「中将」及び紅地雷文・四ツ花菱文厚板
第1集は、「武家の美」
江戸開府400年シリーズは、第1集から第3集まで発行を予定しています。今回の第1集では、「武家の美」をテーマにしており、切手のデザインは、建造物関係(意匠(1)及び(2))、工芸品関係(意匠(3)及び(4))、芸能関係(意匠(5))としています。
今後、第2集では、「町人と美」、第3集では、「開国に向かって」をテーマとする予定です。
江戸図屏風(部分)
明暦の大火(1657年)以前の江戸とその周辺を描いた六曲一双の屏風です。
(国立歴史民俗博物館 蔵)
江戸城本丸等障壁画絵様(部分・合成)
江戸城本丸御殿の表大広間入側用の下絵として、1800年頃に狩野晴川院が描きました。 本切手は、牡丹と麒麟のそれぞれの部分を合成したものです。
(東京国立博物館 蔵)
花色日の丸威胴丸具足
徳川家康の遺産帳「駿府御分物御道具帳」に記載されている甲冑です。桃山時代の製作です。
(徳川美術館 蔵)
千代姫婚礼調度 初音蒔絵硯箱(部分・国宝)
1637年頃に製作された三代将軍徳川家光の長女千代姫の「初音の調度」と呼ばれる婚礼調度です。
(徳川美術館 蔵)
能面「中将」及び紅地雷文・四ツ花菱文厚板(部分)
能面「中将」は、江戸時代に製作された若い男役の面で、河内大掾家重の作と言われています。
(徳川美術館 蔵) 紅地雷文・四ツ花菱文厚板は、厚地の織物の小袖で、主に男役の能衣装です。
(徳川美術館 蔵)
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